汗をかきやすい体の場所ってどこ?
汗をかきやすい夏場などは、脇の汗対策なども行うと思いますが、そもそも汗をかきやすい体の場所ってどこなんでしょうか?
考えたことありますか?
そこで今回は、あらためて汗をかきやすい場所について見ていきたいと思います。
汗の量は汗腺の量に影響する
体調や年齢、性別による差はありますが、一般的に汗の量はその部位にある汗腺の量に影響するとされています。
そしてその汗腺量が最も多いと言われているのは、手の平やひたい、わきといった場所です。
これらは熱の放出にもよく使われる部位なため、非常に汗をかきやすく、人によっては悩みの原因にもなりやすいです。
てのひら(手汗)
まず手についてですが、手は物を持つために使うので何かに触れている時間が非常に長いです。
特に携帯電話をよく使う人は判るでしょうが、画面に集中していて気が付くと汗で本体が濡れていたなどということがあります。
これは物が触れていることに対する反射的なもので、同時に熱が篭りやすくなるためその放散も兼ねています。
また緊張などで交感神経の働きが活発になると、一番最初に手からかきやすくなる特徴もあります。
ひたい(顔汗)
次にひたいですが、ひたいは脳を熱から守るための汗をかきます。
体温が上昇したり強い日差しを空から浴びたりすると、人間の脳は通常よりも高い温度に晒されます。
こうなると、脳機能の低下に伴い最悪命の危険まで考慮する必要が出てしまうのです。
そこでひたいからかくことで脳の熱の篭りを放散させる役割を持っています。
わき(脇汗)
わきの場合では、常に肌と肌が密着していることが大きな要因です。
先述した手の反射的なものと類似していて、頻繁に密着したり擦れたりすることでかきやすいと捉えてください。
もちろん緊張や運動でもかきますが、あまりに量が多いようだと衣服のシミになることがあり、コンプレックスに発展してしまうかもしれません。
市販のシートなどを使って、対策をするのがおすすめです。
上記以外の部位であれば、足や胸、背中もかきやすい場所と言えます。
足は地面や床と接している時間が長く、手と同じように熱の放散にも用いられます。
特に指と指の間にかきやすい人が多いのですが、これは足の指は器用に頻繁に動かすことが少ないからです。
ですから熱を持ちやすく、靴下などの影響もありかきやすくなっています。
胸はあまりイメージが無いかもしれませんが、脳と同様に心臓やその他の内臓の熱を逃がす役割を持っています。
やはりこちらも人の命と密接に関係する重要部分で、熱を持ち過ぎると生命維持に問題が生じます。
激しい運動をしたり鼓動が速くなるとかきやすいため、ある程度パターンがあると覚えておけばいいでしょう。
女性は下着の影響で、かくこともあります。
胸が大きい女性はわきのように肌の密着も起きますし、それも原因に挙げられるはずです。
最後に背中ですが、背中も内臓の熱を放出する役割に加え、こちらでは生活習慣の乱れによってもかくことがあります。
ストレスの溜め過ぎや運動不足が重なると、一種の信号のような形で汗をかくのです。
しかし大抵の人は、それが健康に関するものだとは思いません。
余程多量に出るなら気にするでしょうが、実際にはかいている自覚が無い人も大勢います。
仮に衣服のシミになるほどかくようであれば、一度医療機関で受診をしてもいいでしょう。
まとめ
このように、汗をかきやすい場所には色々な部位があります。
汗にも心配無用なものから要警戒なものまで様々ですし、一概に良し悪しの判断は出来ません。
ですがその量が異常だとか臭いということになれば、何かしら体内からのサインが出ています。
そしてここに挙げた以外の部位でも、ケースバイケースでかくことはあります。
普段かかない場所で量が増えたりした際にも、気に掛けておいたほうがいいかもしれません。
悩みの原因にもなりやすいものですし、良い付き合い方が出来ると日々の安心感が増します。
コンプレックスになってしまう前に、是非正しい知識と対策の方法を勉強してみてください。